ちょっと懐かしい記録を再録ね
マンガ雑誌が子供達に読まれなくなったという何となくの印象から立てた企画。
結構よく出来てるなと思ったら、その後『サイゾー』や『スタジオヴォイス』などでも同様な企画が見られた。同時代性を強く意識させられた記憶がある。
タイトル:『あの頃マンガは面白かった・少年シャンプの今と昔』
総ページ200ページ
4色無し(新書版)
企画趣旨;少年ジャンプ、少年マガジン、少年サンデー数々のマンガ雑誌を読んで育ったあの頃の「少年」達も
今や30代40代電車の中でスーツに革のバッグを抱えてマンガ雑誌を読みふける「おじさん」達の姿も珍しくない。ところがその漫画雑誌が今ピンチを迎えている。ジャンプとマガジンの部数競争。500万部とも600万部とも言われた時代も遥か昔の事のようである。マンガ雑誌が売れないのである。確かに漫画雑誌自体は数々出版されている。コミックスと言われる単行本も書店では平積みになり、アニメ化、ドラマ化する作品も多い。それなのにその母体である雑誌が売れないのはなぜだろうか?
子供の頃待ち遠しく発売日を待った経験を持つ人は多いはずである。漫画読者は多いが漫画雑誌読者は少ない。漫画自体に興味を持つ人は多い。そのかつて漫画雑誌を読んでいた大人たちが対象読者。
企画内容:
漫画を発売日に読まないと次の日クラスの話題についていけなかったあの頃を思い出してもらいながらかつての人気漫画と今の雑誌の連載漫画との対比を加えてノスタルジーと共に今漫画雑誌が売れなくなった理由を掘り下げていく。実際の漫画名を出す事で昔を思い出してもらう。
第一章:本当はあそこで終わりたかった漫画達
『北斗の拳』はラオウを倒して終わるはずだった。
ラオウを倒す事を目標に戦い続けていったケンシロウ、しかしその時点で読者人気も絶大でありテレビや映画でアニメ化もされていて、雑誌の看板となっていたので終わらせる事が出来なかった。
次第に人気も下降線になり、北斗の拳の最終回を覚えている人はどれくらいいるだろうか?
銀牙 流れ星銀
赤カブトを倒したら終わり、誰もがそう思った銀河であるがこれも『北斗の拳』同様アニメ化もされ終わる事が出来なかった。
同じ例でキン肉マン・ハイスクール奇面組 魁男塾などもあげる。
第二章;アンケートの功罪。
漫画雑誌には必ずアンケートハガキがついているそれによって人気の有無が問われる。人気の無い雑誌は紙面の後ろの方に追いやられ、不本意な形で終わらざる終えない。かつての人気漫画でもその時点で読者の人気が無ければ
打ち切られてしまう。
第三章:ハンターハンターはなぜ終わらないのか。
かつて『幽遊白書』『レベルE』などの人気漫画を生み出した冨樫義博の人気漫画。作者がアシスタントを使わないなどの理由もあり大変な遅筆で現在は休載状態、休載直前もほぼネームのような状態で誌面に掲載されていた。
このような漫画がなぜ打ち切りにならないのか?
ゲーム化、小説化、などで読者離れを防いでいるがそれだけが原因だろうか?
第四章:ジャンプ離れしていく作家達
原哲生、ゆでたまご、平松伸二、車田正美など、かつてジャンプの看板を背負っていた作家達がジャンプに描かなくなっている。昔は「〜先生の作品が読めるのはジャンプだけ」といううたい文句があったものだが、
作家が切り捨てられたのか、雑誌が切り捨てられたのか?
担当編集者と作家の不仲なのか、かつて不本意な終わり方をせざるを得なかった経験がそうさせるのか。
『蒼天の拳』(北斗の拳の続編)『エンジェルハート』(シティーハンターの続編)『マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルス』(ブラックエンジェルスの続編)『キン肉マン二世』(もちろんキン肉マンの続編)『曉!!男塾』(魁男塾の続編)『『銀牙伝説WEED』(銀牙 -流れ星 銀の続編)などかつての人気漫画のその後が誌面を変えて描かれて人気を博している現状の考察。
第五章:週刊少年ジャンプ廃刊の日は来るのだろうか?
アンケートによる読者支持だけで連載の存続が左右され質は良くても読者支持が得られないばかりに連載早々に打ち切られてしまうのがジャンプの現状、そんな現状の中、優秀な漫画家が育っていくのか、そんな体制を嫌って
ベテラン作家だけでなく新人作家のジャンプ離れが起きないのだろうか?
てな感じです。今回はこんな感じでまじめな切り口。こんなコトも書けるのよ
そんじゃ再見!
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